華やかなサマードレスにオフショル、水着など、夏気分を盛り上げてくれるアイテムはテンション上がるものばかり。
一方で気になるのが、体型・ボディラインですよね。
ダイエットもいいけど、今すぐ楽ちんに痩せて見せたい!
「着やせして見せる」服選びのコツをプロ目線からご紹介♪
今すぐかわいいが叶う痩せて見える服で、楽して夏本番を迎えましょう♪
目次
二の腕の細見えを叶える!【痩せて見える服トップス編】
上半身のお悩みでよく挙がるパーツ、二の腕。
気温が上がるにつれ腕の露出は増えるし、筋肉が付きにくい分、余計にたぷたぷして見えちゃう部分です。
日常生活ではなかなか痩せられないパーツなだけに、お洋服でさくっと痩せ見えできたら嬉しいですよね。
まずは、気になる二の腕をほっそり見せる「袖の形」を紹介していきます!
5分袖
一般的な半袖といえば、二の腕の中央付近までのものですよね。
でも実はこの半袖、二の腕の太い部分を目立たせてしまう長さなんです。
人の目線は切り替えのあるところで留まりやすいため、二の腕の一番太い所で切れてる半袖は太さを強調してしまうのです。
そこで、意外な二の腕痩せアイテムが5分袖です。ひじの少し上くらいの丈です。

5分袖なら太いところを上手く隠しつつ、ひじ下の細い部分も強調できるので、手軽な痩せ見えにぴったりです♪

ケープレットスリーブ
夏物のドレス等によく見られるケープの様な袖のことです。
腕のあたりをふわっとケープ状の袖が覆うため、二の腕のラインを隠すのにおすすめの形です。

こちらも5分袖同様、ひじ少し上くらいまで長さがあると使いやすいです。

ただし、肩に厚みのある方は、肩の縫い目がなかったり、ドロップショルダーだと肩の丸さが強調される場合も。
厚みが気になる方は、自分の肩の線ちょうどに切り替えがあるものがおすすめです。
ベルスリーブ
ベルのように袖口に行くにつれ広がるデザインのこと。
肘上までの袖丈の場合、広がる袖との対比で二の腕が細く見えやすいくなります。

更に、もう少し長め丈で手首が見えるくらいのデザインだと、一番細いところが強調され、全体的に細見えします!

二の腕がぴったりしすぎないもの
二の腕に張り付く様な、ぴったりしたデザインは太さを強調してしまいます。

二の腕の肉感拾わないもの、ぴったりし過ぎないものを選ぶのがコツです。
二の腕を太く見せてしまうトップス
避けた方がよいトップスのポイントもまとめてみました。
- タックが多い袖やボリュームスリーブは、余計ボリュームが目立つので避ける
- 肩が厚い人は丸く見えるドロップショルダーを避ける
- レースやフリルなど二の腕部分の装飾を避ける
流行のボリュームスリーブや袖の装飾アイテムはかわいいんですが、着やせにはあまり向かないアイテム。
トレンド×着やせを上手に選んでみてください♪
ぽっこりお腹をカバーしたい!【痩せて見える服ボトムス編】
年々、気になるパーツと言えば、やっぱりお腹周り!
夏は薄着になるので、うっかり見えやすく特に目立ちやすいパーツの一つです。
でもお腹って一つの筋肉を絞っても全方位は痩せないから手ごわい(っ´ω`c)
ここは手っ取り早くアイテムで着やせしちゃいましょう!
タックパンツ&タック入りスカート
タックとは、布を織り込んで作ったひだのこと。
タックがお腹周りにあると、ぽっこりお腹が張り出して見えにくくなります。

ギャザーだと全体的にボリュームが出やすい方も、タックなら下っ腹だけをうまく隠せておすすめです!
太ベルト付きボトムス
太い共布のベルトがついたパンツやスカートも、ぽっこりお腹隠しには有効。

太いベルトでぽっこり部分を上手く隠せるし、そこに生まれる立体感がお腹のラインをカバーしてくれます。

さらに、ベルトとボトムスを同色・同素材にすると、より切り替えが分りにくく着やせ効果アップします!
ハイウエストのボトムス
下半身が気になりやすい、いわゆる洋なし体型さんにおすすめのカバー方法です。
全体のメリハリをつけるとほっそり見えやすいので、ウエストのくびれより少し高い位置に切り替えやベルトが来るデザインを選びます。

さらにフレアタイプのパンツやスカートなら、ふわっと落ちるデザインが気になるお腹から下をカバーしてくれます。

着こなしのポイント
着こなしの際の着やせポイントをまとめました。
- トップスをボトムスにインする場合、ぴっちり入れ過ぎず少し布を引き出す
- お腹のラインを隠すときは手足の末端、上半身など細い部分を見せるようにする
- 縦のラインを強調するデザインを選ぶ(ボーダーよりもストライプ、ロングカーデで縦に切り替えを作るなど)
- スキニーパンツにお腹隠しのペプラムや重ね着トップスを重ねる
楽ちんでおしゃれ見えも叶える【痩せて見えるワンピース編】
夏らしく楽ちんなアイテムといえば、ワンピース♡
でも全身のコーデが1枚で決まる分、アイテム選びを間違えると全体が残念な感じに><
コツは自分の「隠したいところを隠す」「チャームポイントを出す」こと。
ワンピースは構成要素も多いけどポイントをおさえたらとっても楽なので、よーく観察してぴったりの1枚を見つけましょう!
がっしり大きく見える人の華奢見えワンピース
太ってはいないと思うけど全体ががっしり見えして、華奢とは言われない。
こういうタイプは薄くてふりふりの可愛いワンピースが決まりにくい…という方が多いです。
そんな方はフィット感強めよりゆとりのあるデザインがおすすめ。

このタイプの方は身体のフレーム感があるので、フィットしたものや薄めの素材だと身体の線が強調されたり、逆に大柄に見えることもあります。
がっしりしたボディラインを隠すには、
- ぴったりし過ぎないもの、適度なデザインのゆとり
- ひじ下、ひざ下までしっかり隠れる長め丈
を選ぶのがポイントです。
がっしり見える上半身はドロップショルダーやボリュームスリーブでゆとりを出し、ボトムは長めのマキシ丈&裾が広がるAラインワンピースがベストバランス!

身体から布を泳がせて、夏らしいの大人のリラックスカジュアルに♪
下半身が大きく見えやすい方の華奢見えワンピース
下半身が太って見えやすいタイプは、広がりやすいももやお尻のラインを上手く隠して華奢に見せさせるのがおすすめです。
特に上半身が細めタイプの方は、腰回りをカバーしつつ上半身やウエストのフィット感強めてメリハリをつけるフィット&フレアラインのワンピースが得意。

Aラインやまっすぐのラインだと何だか寸胴に見えてしまう方も多いので、メリハリを心がけるのがポイントです!
フレアタイプのサマードレスは風になびくラインが夏らしく、リゾートにもぴったり。
全体的に体の厚みが目立ちやすい方の華奢見えワンピース
「体全体に厚みがあるような…」というタイプは、着やせにコツがいります。
体型カバーしようと体全体のラインが見えない服を着ると、「隠れはしたもののやはり全体的に丸くなる…」事も多いです><
このタイプのポイントは、見せるところを隠すところのバランス。
一般的に着やせのコツとして「細いところは見せる」「太く見える箇所は隠す」のがポイントです。
体全体に厚みがある方も、ひじから下やひざから下など末端は、積極的に出していきたいポイントです。
更に上半身に特に厚みがある場合は、V・Uネックなど縦に首のあきを作ると首まわりがすっきり。縦に長く見せる&抜け感の演出に一役買ってくれます♡
また、デザインで縦ラインを強調するのも、厚みが出やすい人のすっきり見えには有効です。

▼【reedit】綿麻リネンタッチウエストリボンワンピース

▼体に沿うまっすぐIラインワンピース
▼【styledeli】ロングカーデ×ワンピースリブ編みセットアップ
▼腰回りタイトなIライン×カシュクールワンピース
▼【pierrot】ウエストリボン付きオールインワン
胸元、腰回りにボリュームを出さないシルエットかおすすめです。
グラマーな体型を生かして、メリハリボディの女性らしいワンピーススタイルの完成です♪
何だか着られてる感じがする!?ワンピースの似合わせ方
着やせしたい!というお悩みの他、診断にお越しになる方のお悩みで意外に多いのが「ワンピースが着られてる気がして似合っていない」というもの。
太って見えるというよりは、お洋服が悪目立ちしちゃってる感じです。
雑誌やマネキンで全体を見たときは可愛い~!と思ったものの試着してみるとしっくりこなかった経験って、ありますよね。
原因は「サイズが合わない」「素材が合わない」「装飾や柄が合っていない」など、理由は様々。個人差もあります。
そんな時、改善するためのチェックポイントは以下の通りです。
→特に着られていると感じる時は、素材が厚かったり、風合いが微妙なこと多いです。体に沿うやわらか素材に変えてみましょう。
・装飾が足りないor過剰でないか
→薄めの体形の方などがシンプルすぎる服で着られていると感じる時もあります。この場合少しのフリルや装飾があると馴染みやすいです。
逆にディティール多めの服で存在感が出過ぎてしまう方は装飾を減らすとちょうどいいです。
・身体の大きさに服が合っているか?
→サイズ表記だけではなく、体から泳ぐデザインが似合いにくい人がいます。
長さは合うけど背中が余ってたり、着られてるなーという時は、全体的に体から泳がないものを選ぶと、ぐっと着られてる感を抑えられます。
・柄があっているか?
→柄物が浮く=自分の顔立ちや体格と柄が調和していない場合がほとんど。
全身を鏡に映したときに顔より柄物に目が行くのであれば、柄の大きさかコントラストが強すぎる可能性が。
小さい柄を選んだりコントラストを弱めるのがおすすめ。
顔の方が目立つけど浮いて見える場合は、形が合っていないのでお顔との調和を考える必要があります。
全ての方に当てはまるわけではありませんが、以下の顔立ち別の傾向もご参考に。

→小~中くらいの曲線柄(ドット、花柄等、ヒョウ柄など)
→直線的な柄(ボーダー、ストライプ、チェック等)
→大きめなランダム柄が得意(ボタニカル柄、ペイズリー、迷彩模様など)
着られてるなー、と思ったときは「どこが余ってるかな?」「どこが浮いてるかな?」と分析することでお買い物の失敗は少なくなります♪
痩せて見える服選びは素材や色も重要
洋服の中でも着やせする「形」について触れてきましたが、色や素材も服の構成要素の1つです。
形だけでなく、色や素材も組み合わせれば着やせ効果はさらにアップ!
逆にこの形だけは絶対着たい!といった譲れないポイントを色や素材でカバーすることも出来ます。
着やせして見える色や素材も覚えて、着やせ効果をさらにアップさせちゃいましょう!
痩せて見える服の色
同じ面積でも、目の錯覚により面積が違って見えることがあります。
一般的に引き締まって見える色は
- 小さく見える収縮色→黒、紺など明度の低い色
- 後ろに引いて見える後退色→青や紫などの寒色
逆に膨張して見えるのは
- 大きく見える膨張色→白や白に近いパステルなど明度が高い色
- 前に出て見える進出色→赤や橙、黄などの暖色
この中でも特に着やせして見える色として有名な色と言えば、黒です。
でも、全身真っ黒のコーデを想像してみると何だか重たく感じませんか?
色には「膨張/収縮」や「進出/後退」などの見え方の他「軽重感」という錯覚も同時に起きています。
一般的に黒などの暗い色は重く、逆に白などの明るい色は軽く見えると言われています。
そのため全身真っ黒なコーデだと「締まるけど全身黒だと重たく見えて夏っぽくない!」というデメリットも。
締まって見えるから黒!だけでなく、重く見えないかな?と想像してみるのも大事ですね。
では、それらの要素を組み合わせるとどんな色がいいのかな?というポイントを下記に挙げてみました。

→黒やネイビー等の収縮色は全身だと重くなるので、アウターやボトムスに軽い色を取り入れて。
収縮色を使うのは特に引き締めたいパーツがおすすめ!

→トップスとボトムスの色合いを近づけるのもおすすめ。
近い色合いでつなげると、縦長方向のラインが強調されて細見えします。

→明るい色のワンピを着る時などにおすすめの方法です。
収縮色や後退色である寒色系のガウンやロングカーデを組み合わせれば、体の輪郭引き締め&縦長効果ですらっと見えます♪
目の錯覚を上手く使えば、イメージ作りも着やせも簡単に叶いますね!
痩せて見える服の素材
着やせして見える素材は、色よりも個人差がでます。
肌の質感や気になるパーツ別に考えると、自分の着やせ素材が分りやすいですよ♪
▼体に厚みやハリがあり着太りしていると感じる人
→透けてたり薄すぎるシフォン素材等は肉感を拾うので、ある程度の厚みやハリのある素材を選ぶのがおすすめ。
よくあるTシャツやカットソーのコットンや、ポリエステルでも透けない厚みのあるものを選ぶ。
ストレッチ素材でなく、凹凸がないものがおすすめです。
▼腰回りが張りやすい人
→ハリ感のあるフレアスカートなどで腰の幅が大きく見える人はこのタイプ。
腰から太ももにかけて横幅が気になってしまう時は、逆に柔らかく落ち感のある素材を選ぶのがおすすめ。
特に下半身に比べて上半身が華奢な人が多いので、華奢な体型に合わせてやわらか素材を選ぶと全体的に似合いやすいです♪
▼太ももが気になる人
→スキニーやぴたっとボトムスなどで太ももの存在感が気になるタイプは、フラット素材がお似合いです。
糸の太さが均一で表面がフラットな素材なら、ハリが出やすいパーツのカバーにぴったり。
逆に厚すぎる素材や表面に風合いのある素材は、張りやすいパーツをより太く見せてしまいます。
フラット素材×センタープレスが入ったボトムなら太もものすっきり見せに一役買ってくれます!
まとめ
色んなアイテムでの着やせについて触れました。
ですが、人によってカバーしたいポイントは違いますしし、もちろん持って生まれた体型も異なります。
このような体型の要素を骨格・質感・重心などでまとめてタイプ別に分ける「骨格診断」と呼ばれる理論があります。
骨格診断についてはまた別の機会でご紹介しますが、今回紹介したパーツごとの似合わせも「特徴を知り似合わせていく」点では一緒です。
体の特徴と服の相性が分かると、お買い物での失敗ががくっと少なくなります。
あれは似合ったけどこれは似合わなかったな~とか、自分の鉄板!と思う服には共通点があったり。
思い返してみると、意外に法則があったりするもの。
自分を知って上手に着やせして、周りのみんなから「キレイになった?」をたくさんゲットしちゃいましょう♪
